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 茨城空港(茨城県小美玉市)が11日、国内98カ所目の空港として開港する。7日に開港式があったが、確定している定期便はスカイマークの神戸便と韓国・アシアナ航空のソウル便の2路線のみだ。茨城県は海外で成長が著しい格安航空会社(LCC)の拠点として、成田や羽田を補う首都圏の「セカンダリー空港」を目指すが、空港へのアクセス整備が追い付かず、視界不良のままのフライトとなる。

 昨年12月上旬、国土交通省の大臣室。「LCC対応にしたので、就航しやすいよう規制を緩和してほしい」。前原誠司国交相をひそかに訪ねた茨城県の橋本昌知事が直談判した。会談は約10分。前原国交相は「検討させていただく」と前向きな姿勢を示した。

 当時、スカイマークは「空港への支店開設や職員配置はコスト高につながる」と難色を示していた。空港への職員常駐を求める規定はないが、航空業界の慣例とされる。直談判を受け、常駐なしの就航にめどが立った2月6日、スカイマークは定期就航を発表した。通常運賃は1万2000円だが、最も安い21日前までの購入なら5800円だ。

 橋本知事が「国内初の本格的なLCC対応の空港」という独自路線にカジを切ったのは07年末。国交省が空港ビルの管理運営者を募集した同年7月になっても「定期就航ゼロ」という事態に追い込まれての決断だった。

 航空会社の施設使用料を抑えるため、航空機とターミナルビルを結ぶボーディング・ブリッジ(搭乗橋)で搭乗する方式から、タラップを下りる方式へ変更。出発や到着の手続きもビル1階に集中させた。共用のため、防衛省は警備を理由に搭乗橋方式にこだわったが説得した。着陸料も「羽田や成田より3割以上安い」(県)が、年間利用者は20万人前後の見通しで、国が4路線就航の前提で見込んだ約81万人には程遠い。空港ターミナルビルの運営収支も初年度は約2000万円の赤字となる見込みだ。

 県は独フランクフルト郊外でLCC拠点として年間約400万人の利用があるハーン空港などを参考に、羽田や成田との「すみ分け」にかけている。開港式で橋本知事は「無駄じゃないかと言われているが、国際的には需要の伸びが予測されている。新しい時代に合わせた飛行場ということを売り込みたい」とあいさつした。

 だが、茨城空港へのアクセスは開港時、水戸駅や最寄りの石岡駅と結ぶバスだけで、車で約80分の東京都心と直結する公共交通機関はない。関心を示していたマレーシアなど海外のLCCは、前原国交相による昨年10月の「羽田ハブ空港化」発言を機に利便性の高い羽田に関心を向け、交渉は停滞したままだ。茨城空港は、安さだけで存在感を示せるか岐路に立たされている。


[毎日新聞ニュース]より



 開港にあたってこれだけ先行きが不安な状態で、大丈夫なのでしょうか?結局、自民党政権時の利権がらみの政策が招いた負の遺産といえそうですね。
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